第1章 積極的な自己認識のすすめ

成功する者は自分が何者かを知っている。自分の置かれている場所、果たすべき役割、そして自分の能力を知っている。目標を見極め、到達するための手段を知り、そのために今なすべきことを心得ている。

これらのことを認識したうえで、経験を積み、洞察力、判断力を身につけ、自らの道筋をかえりみて常に軌道修正を怠らず、知識を増やす努力を続ける。それを無意識に行っている者に成功への道は開かれる。

勝者は知っている。強気で勝負に出ることだけが成功する方法ではないことを。つまらないミスを避け、自分の弱点をカバーしていくのも、地道だが一つの方法である。

バレーボールにおいて、ミスをしたとき、勝者はそのミスが見方の心を乱し、信頼をなくすことを知っている。また、それを非常に恐れている。そして、同じミスを犯さないための努力をおしまない。敗者は、人からの信頼を軽んじる。己の技術だけを気にするだけで、人の心を気にせず同じミスを繰り返す。

敗者のグチは相場が決まっている。『チャンスがないだけだ。チャンスさえあれば、私だって成功することができる。他人は、私の能力を過小評価している。』と言うものだ。『私は自分のなすべきことはすべて果たした。これからなすべきこともわかっている。』と言い切れる人間が人生を勝ち抜く勝者だ。

まずは自分を知り、同時に人の心を察する。役割を理解したうえで、自分の能力を信じ、向上心を忘れない。それが成功の秘訣とも言える。
第2章 積極的な自己評価のすすめ

はじめに