第9章 積極的な人生観のすすめ
おわりに

第10章 積極的な自己表現のすすめ

 勝者は、積極的に自分を表現することができる。ものの見方、話し方、聞き方、対応の仕方、そして、プレーで最高の自分を表現する。

 彼らは、自分の情報を与えたり、流したりするばかりでなく、自分が接する人々から多くの情報を得ようとする。そして、相手の本当の気持ちを知り、実りあるコミュニケーションをしようと努力する。

バレーボールにおいて、自分のプレーを表現することは重要である。アンダーパス、オバーパスでは、『あなたに出しますよ』と体の向きや声で表現する。宙に浮いたボールに対しては『私が取りますよ』とアピールする。セッターは『私はここです』、前衛(ラスト)は『私が打ちます』とアピールする。積極的な自己表現なくして、チームの連携プレーは生まれない。

“Easy and Kind!!”プレーは易しく、人には優しく!!誰にでもわかる単純なプレーを繰り返し、チームプレーと心を統一にする。パスをおくる人には雑なプレーではなく、下半身を充分に使い、ボールに最大限の優しさを込めたパスをする。

複雑なのはディフェンス側が勝手に感じる相手ラストの指先の技だけである。スーパーラストほどステップ・ジャンプ・アタック・体の向き、実に単純にプレーして、複雑なボールを打つ。自分のプレーを単純なプレーと表現し、ディフェンス側の想像を越えるボールを打つことで、相手の足を止め、反応を遅らせる。小手先の邪道のプレーなど必要ない、王道のプレーこそが勝者の歩む道である。

 勝利を手にするチームはプレースタイルが共通認識されている。そのために私はどう戦いたいのかを伝え、あなたはどう戦うのかを知る。互いの自己表現が強い方向性を示し、勝利に導くプレースタイルを確立する。

技量や経験に関係なく、誰にでもわかるように自己表現することが自分の考えをわかってもらえる方法であり、チームの志気を高め、チームワークを作り、一つの目標に対して結束を生む。結束こそが勝利切符と言えよう。

 今回、自らの心をWeb書籍として活字で自己表現してみた。心を伝えるとき、言葉より活字で表現したほうが、心をつかむことは、誰しも若かりしころの恋愛で経験しているだろう。

もし、あなたが、この書籍で語った“10の行動のすすめ”を理解し、自分の考えを言葉で、そしてプレーで自己表現することができたなら、多くの賛同と信頼を勝ち取り、きっとあなたに成功の扉の鍵をプレゼントしてくれるだろう。