第2章 積極的な自己評価のすすめ

 勝者は、自分の価値を深く信じている。そして、自分の価値基準をよりいっそう高め、発展させ、維持していく。敗者はいつもこうぼやく。『もっと違った人間であればなぁ〜。』成功を勝ち取る者はこう言う。『自分はこういうタイプの人間だからこそ、うまくやることができる。』成長する価値ある人間としてあるがままの自分を受け入れているからだ。

 私たち一人一人は、肉体的、精神的な面で平等に生まれていないのも事実だ。しかし、私たちは最高の人生を送り、胸ときめく興奮や素晴らしい喜びを感じる権利は平等に持って生まれてきているはずだ。

 バレーボールで人の技術に憧れ、目標にすることは良いことだ。だが、不平等で生まれてきたのだから同じプレーはできないものだ。常に自分の価値を信じ、自分のプレーにプライドを持つほうが重要である。

 それ以上に大切なことは、『今、私は最高の仲間とコートで信頼し合いプレーしている。』という事実を楽しみ、自分の個性をのびのびと堪能することだ。他の5人も同じように感じてくれているか考えてみてほしい。

  あなたのことを信頼できる最高の仲間と思ってプレーしてくれていると感じるなら、あなたは最高の自己評価をしても良い人格者であり、勝者になりうるプレイヤーである。逆に全然感じないのであれば、厳しく自己評価し、チームのメンバーからの信頼を得るためにどうすべきかを真剣に考えるべきである。自分を過大評価している者は頑固で柔軟性にかける。それは成長をさまたげる要因になる。勝者は貪欲に吸収する気持ちを持っている。すべてを受け入れ、得となるものだけをフィルタリングし、自分のものにしてしまう。

 他人を評価するより、まずは健全な自己評価こそが、自己実現と幸福をもたらす鍵となるだろう。それは、自分自身だけでなく、周りの人たちにとってもプラスに働くことは言うまでのない。
第3章 積極的な自己コントロールのすすめ

第1章 積極的な自己認識のすすめ