第8章 積極的な自己訓練のすすめ
第10章 積極的な自己表現のすすめ

第9章 積極的な人生観のすすめ

 人生というゲームに勝利する者は、積極的人生観を持っている。自分ひとりではこの世に存在する価値も意味もないことを知っている。勝者の優れた素質は、人々から愛され、尊敬され、信頼されていることだ。もっと凄いことは、人から認められる人格者になっても、おごることなく、さらに上の人格者になるために日々の努力をおしまないことだ。

自分が勝者になるだけの人間なのか、常に問い掛け、他の人々の心を理解しようとしている。また、このことが最高の人間関係を作ることを知っている。

 勝利を導く人生観とは、成功にたどり着こうとしている人、ともに歩んでいこうとしている人に力強い手を差し延べることである。勝者は、皆で勝者になろうという姿勢をとる。また、その過程を皆で楽しもうとする。

勝者は言う。『私の人格は周りの人々のおかげで形成されたものであり、自分ひとりで作られたものではない。だから周りの人々の力になりたい』と。家族、友人、地域の人々、そしてチームメイトとなるべくコミュニケーションをとり、ともに勝者への道を歩もうと努力する。

勝者は影で人を悪く言うことはない。自分が完璧な人間でないことを自覚しているからだ。あわないのは1mm程度の人生観の違いだけだと思っている。そして、同じ世界に生きる人間なら、理解しあえば必ず共存できると信じている。

勝者は言う。『私は、今という瞬間を生きている。身近な人たちとできる限り人生を楽しみたい。』敗者は言う。『あっという間にこの歳になった。この先、私の人生はどうなるのだろう』

バレーボールとの出会い、そのおかげで出会った人々に感謝するべきである。その偶然の出会いがあなたの人格を形成し、人生を成功に導いている。

1点を取るたびに歓喜の声を上げ、飛び跳ね、チームメイトが集まり、称賛しあいタッチする。失点には、お互いをなぐさめ、励ましあう。わずかな時間の中でこんなシーンを繰り返すスポーツは、他にはない。このスポーツ、それを愛する人たちがあなたの人生を充実した楽しいものにしてくれている。あなたひとりでは味わえない喜びや感動をあたえてくれている。そのことへの感謝の気持ちを持つことがバレーボールの上達に大きく影響する。

感謝の気持ちをどう表現するかが重要である。感謝の気持ちのない自己満足のプレーがチームを満足させることはない。感謝の気持ちなくして、コート上で“助け合いとおもいやりのプレー”はできるはずがない。また、“助け合いとおもいやりのプレー”なくして、勝利を手にすることは不可能である。