〜はじめに〜

 “勝敗”というものは、バレーボールのような競技スポーツなどで使われる言葉である。しかし、最近では人生そのものを勝敗で例えることがよくある。人生の成功者を勝ち組、30歳をすぎた独身女性を負け犬と称したりする。運もあるだろうが、やはり心、考え方、そしてそこから導き出される行動が、その人の運命を決めるのではないだろうか。

 勝者たちには共通の思考パターンと行動パターンがある。また、同様に敗者たちにも共通したそれがある。今、私たちが、勝者なのか敗者なのかは、たいして問題ではない。人生を勝者で終えることを強く望んでいるかが問題なのだ。勝者の思考パターンと行動パターンを理解し、自分自身の人格を形成することが重要である。

 バレーボールというスポーツは、人格というものが露骨に出るスポーツである。組織のプレーとして喜怒哀楽するスポーツだからだ。1つのボールをみんなで大切に扱い、1点を取りにいき、1点をみんなで守り抜く助け合いとおもいやりのスポーツである。1人のスーパープレイヤーのいるチームより、6人の勝者の人格を持つ者が集まったチームのほうが圧倒的に勝利を手にする確率が高い。

 人生の勝ち組、バレーボールの勝ち組になるための人格とは共通点がある。その人格者の共通心理・精神について書かれた自己啓発の書籍はおそらく最初で最後になるだろう。

 あなたはここまでの文章をどのように読みましたか?これから語る“人生とバレーで勝利を手にするため”の10の行動パターンが書かれたweb書籍をどんな気持ちで読みますか?

 もし、あなたが、ここまでに書かれた文章を流し読みし、活字に嫌悪感やわずらわしさを感じ、内容について正しく理解されていないなら、この場を立ち去ることをお勧めする。これは心理学です。あなたは勝者になる資質を持ち備えていない方、もしくは現在受け入れることができない心理状態なのです。敗者は難しいもの、面倒くさいものを受け付けない。物事を否定的にとらえ、柔軟性がなく頑固だ。人生に前向きになれていると感じたときにふたたびここを訪れてください。

 もし、あなたが、ここまでの文章を読み、少しでも勝者、成功という言葉に心が動かされ、人生とバレーで勝利を手にしたい。どうすれば?と考えたなら、あなたは勝者にある資質を持ち備えた方かもしれません。勝者とは常に情報に貪欲なのです。これから語る勝者の10の行動パターンをゆっくり、時間をかけて読んでみてください。そして一文一文をかみしめながら、言葉の奥に隠れている心理を読み取ってみてください。それが出来る方は、きっと勝者の扉の鍵を手に入れることができるでしょう。あとは、これをヒントにあなた自身の思考パターンと行動パターンを確立して、自らの手で勝者の扉を開いてください。
第1章  積極的な自己認識のすすめ

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